2013年8月12日月曜日

永遠は遠く長いから嫌い ビー球も落としたら割れるから嫌い

綺麗なものほど裏があるから丸く小さく消えてゆく

ちゃお!望月です。
あまちゃん展にいったりジェーンのアトリエセールにいったり赤ちゃんに会ったり水族館にいったりパラボリカにいったり、それなりに楽しい外出ライフをエンジョイしているんだけども、なかなかブログをかけずにいますね…。
ただまぁライブのことだけは速度が大事かなってなんとなく思うので、久々に筆をとってみます。

8/10メリー野音!
ライブ自体久しぶりだし、なによりメリー活動休止明けっていうことで非常に楽しみにしておりました。
ライブまえ、いろんなかたがたに久々にお会いできたのもよかったです。

まぁ何よりこの日はクソ暑かったですね…。
水分を取るそばから汗になっていく恐ろしさ。しかし倒れた人とかいなくてよかったよ…。

客入れのときは今までのOPSEをいろいろ流していた。
choralのアレンジがかかって楽器隊入場でした。
メリーって楽器隊がインストを生でやってガラが出てくるイメージあったから結構ぬるっとはじまって意外だった。
楽器隊が定位置についたら、センターにスモークが炊かれてガラが登場。
黒い羊のときもこのパターンの演出だったしはまっているのでしょうか…。
でもボーカルがスター感あるバンドはいいとおもいます。
とか冷静に書いているけど、ガラの姿、というか影が見えた瞬間、わたしもう既に泣いていた。
っていうか、ガラの体つきがいい意味で変わっていてびっくりしました。

一曲目が梟。
もうねー、何度でもいうけど。梟好きなんです。
というかこの非常にバンドとして前向きなシングルを出して活動休止してくれて私は本当に救われた。
基本的に私は自己評価が低いのに自己愛は強い矛盾した性格をしているのですけど、「肩身の狭いこの場所じゃどうやら俺は嫌われ者で」と歌うガラの帰りを、自分もふくめこんなに待っていた人がいた、という事実にまずものすごく心動かされるよね。
まぁそういう曲にまつわるこまごまとしたこと抜きにして、ガラという人が、ちゃんと戻ってきてくれて、センターに立っている、という事実だけで本当に涙とまらなくて自分でもちょっと引いた…。
最後の語りっぽいとことかちょいちょい間違えていましたけど、もうぜんぜんよいっていうか…。
というか、メリーは、演奏とかが多少アレでも、心から良かった、良いライブだった、と思わせるパワーがあるからすごいんだよなぁ。そこに引っ張られてたぶん何年もライブに行っている。

続いて不均衡キネマ、絶望、罪。この辺は比較的新しい曲が続いて、客席もすごい楽しそうで良かった。
絶望がさー!テツさんがイントロもアウトロもちゃんとしてたよねー!笑
罪で机に腰掛けてニヤっと笑うガラの表情がとても印象的でしたね。あ、無理はしてないな、と思った。なんとなく。
その次のハライソ入るときがなんか新アレンジ、というか、ジャムってるような感じからイントロにはいったのが新しさがあってよかったですね。
あとなんかこのへんすごいベースがハウってたよね。

そして新曲。
これがシングル(ZERO?)なんでしょうか。
たぶんこれは音源のほうがかっこいいタイプの曲だと思われる…。
割といまの流行りっぽい感じの曲だった。

Sweet powderをはさんで、真っ赤な青い春。
メリーのセットリスト、歌ものもできるんだよ!って感じでいきなりバラードぶちこんでくるの多いけど、今回のこのタイミングと選曲はとても良かったと思う。
真っ赤な青い春って、ぜんぜん派手な曲ではないし、そもそもB面だから影薄いっていうのもあるけど、個人的にはとても好きです。

一度ガラがはけて演説。
演説、みんな手を掲げるじゃん。毎回思うけど、これ、NMNL全員代表永久追放されるよね…。まぁ代表じゃないんですけど…。
そしてもう演説がきたらhuman farmときまっているんだよ。うえるかむとぅーざひゅーまんふぁーむ!

そしてネロ以外がはけてネロリズム。
今回初めてちゃんとリズムセッションっぽかったな!と!かっこよかったな!と思いました。
和太鼓の方とのセッションだったんだけど、最終的にネロちゃんも和太鼓一緒にたたいてたのとても楽しそうでよかった~というか単純に和太鼓のお兄さんめっちゃうまかったわ。それがすべてなのかも。
いままでも打楽器奏者の方々をゲストにしていたけど、結局ネロと愉快なたいこのなかまたちみたいになってて、なにがしたかったの?ってまま終わること多かったんだけど、今回は一対一だったので、たぶん彼が真にやりたかったかったことがちゃんと見えた感がありましたね。よかった。

はけていたメンバーが再登場。
ステージ後ろのロゴが入ったバックドロップがぱーんと落ちて、後ろに組んである照明がついて、collector。逆光で赤と緑の影になっているメンバーがかっこよかったです。
そこから窓→蜜ときて、ジャパモダ。
外で聞くジャパモダは本当に気持ちが良くてびっくりする。
そこからオリエンタルBLサーカス…これはいつやっても本当に楽しいからたぶんネロは天才。
Carnivalからの群青で本編終了。
梟はじまり群青終わりですよ。もうね、幸アレすぎるよね。ガラの幸せを願ってやまない。
なんだこれ。いいセットリストですね。
群青すごくよかったね。Zeppを思い出すね。なんかコンスタントにメリー見てる身としてはすごく良いセットリストだとおもった。物語すら感じる。

ここまでお読みいただいてお気づきかと思いますが、いつも以上にエモい感想しかかけていません。
なんか、いつもだったら、もう少し演奏がどうだとかそういうお前何様なの的細かいことをいいはじめるんですけど、もう、今回ライブがただただ楽しくてしょうがなくて、正直メンバーのこともあまり覚えてないレベルというか…。

アンコールはSWAN。
深い海の中を一人歩いていた、という歌いだし。その後のMCでガラが「この半年間、前が見えないこともあって」と話していたけど、それを聞かなくても、あ、これをここにいれたのは、そういうことなんだな、と伝わってきた。

アンコ2だったかなー。俺なんか心配させてる?って、ずっとずっとつけてた、あの黒いショートコルセットを外してうち捨てるガラ。これで大丈夫?と。
あれがもう今回最高瞬間視聴率っていうか、あ、わたし、このひとがすきですね、だいすきですね、と思った。
ネロちゃんが、お前たちのためのアンコールだからなッ!っていってtop。
なんか今回全体的にあのガラ独特の暴力的なシャウトあんまりしなかった気がする。わかんないけど。印象にあまりなく。やはりね、全体的にクソ暴れ倒してるガラちゃんではなかったし、いろいろあるんだろうね、まだ。
そこからすごく久しぶりだとおもうんだけどイエローガール!合法的に咲けてハートを飛ばせていいですね。なぜならバンギャルは基本的にそれしか愛情表現の方法をしらない…。
畳み掛けるようにバイハレ。アンコ2むちゃくちゃたのしかった。

そしてまー想定内のアンコ3。
このときにたしかガラがわりと長くしゃべりました。先述したけど、半年の活動休止期間中のこと。
ぶっちゃけ俺まだ骨つながってないんですけど、って。
死んでも野音に立とうと思って、って。
みんな最高ですか、俺は最高です、って。
ていうかね、内容は細かいとこわすれちゃったからアレなんだけど、しゃべってる感じ、姿勢というのかな?がめちゃめちゃ、以前と比べ物にならないくらい大人で、本当にびっくりした。
なんか、中学くらいのころからもう5年以上メリーみてきて、もうそのくらいから見てると、勝手に一緒に成長してきたような気持ちでいるんですよ。
メリーというバンドも、いつも迷ってるようなバンドだったから、なおさら。
いままでは、本当に、一緒って感じだったんだけど、このMC聞いて、あ、なんかやつら、つうかガラ、先に行ったわ。って思った。
メリーのライブって、「もうちょっとやれんだろ!」って思うことも正直多いんだけど、これを経て、あ、あれは、前向きな余白になったな、と何の根拠もないけど漠然と思いましたね。
止まっていた時計をまた動かすのは、再スタートは今日しかないと俺は思っていて、ってガラが言ってたけど、止まるべくして止まった意味のある活休だったんだな、と思えた。
悲しみは絶望じゃなくて明日へのマニフェストだね…(突然の北斗の拳)。
ネロちゃんが野音5年ぶりっていってたんだけど、妄想ランデブー終わりがそのころのメリーっぽくてなんか良かったです。
はけていくときのガラの笑顔が、ほんとうに今までみたことないくらい、大人で、でも、いつものあのすごい楽しいときの笑顔で、すごく印象に残ってます。

もーなんかね、ネロちゃんとかもっと沢山しゃべってたんだけど、私のキャパがいっぱいいっぱいすぎてうっすらとした記憶しかないよ…。
まぁとにかく、「良いライブ」だったしこれからに期待できるなっていう手応えをたしかに感じたので、非常に良かったなとおもいます。
個人的にもいろんな気持ちを思い出した。
ツアーもシングルも楽しみです。


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